First Advantage 事業行動規範
契約業者 (本規範において「サプライヤー」とする) は、以下の要件を定める First Advantage 事業行動規範に従うことに、同意するものとします。
雇用慣行および人権
差別の禁止
サプライヤーは、昇格、賞与、トレーニングを受ける機会など、自社の採用および雇用において、人種、宗教、年齢、国籍、社会的または民族的出身、性的指向、性別、性自認または性表現、配偶者の有無、妊娠、所属政党、または障がいを理由に差別しないものとします。
尊厳のある扱い
サプライヤーは、身体的暴行および心理的な嫌がらせを含む、従業員への過酷な扱いを禁じ、それぞれの従業員に対し尊厳を持って接するものとします。
自由な雇用
サプライヤーは、強制労働、奴隷労働、契約労働、または非自主的な囚人労働を使用しないものとします。
雇用は自主的なものでなければならず、従業員は合理的な通知の上で自由に辞職できるものとします。
現地の法律により義務付けられている場合を除き、従業員は雇用の条件として政府発行の身分証明書、パスポート、労働許可証をサプライヤーに渡すことを要求されないものとします。
サプライヤーは、自社の事業に適用される範囲で、2015 年英国現代奴隷法および、または2018 年豪州現代奴隷法に従うものとします。
児童労働の回避
サプライヤーは、雇用のプロセスが適用法に定められた最低年齢要件に従っていることを確認するものとします。
サプライヤーは、適用されるすべての法的要件に従うことを条件に、実習プログラムを実施できます。
労働時間
サプライヤーは、適用法により定められた一般的な労働時間を超えず、時間外労働に対し従業員に適切に補償するものとします。
従業員には、週 7 日間のうち 1 日以上の休日が与えられるものとします。
1 週間の労働日数は、現地法に定められた最長日数を超えないものとします。
賃金および給付金
サプライヤーは、給与を決める際、最低賃金、時間外手当、ボーナス、その他給付金に関する法を含むがこれらに限られず、賃金に関するすべての適用法に従うものとします。
サプライヤーは、懲戒処分としての減給を認めないものとします。
賃金は、事前に決められた給与期間に基づき定期的に支払われるものとします。
サプライヤ-は、給与期間ごとに、勤務に対し正確な報酬が支払われていることを確認するのに十分な情報が記載された、理解可能な給与明細を従業員に提供するものとします。
健康および安全
サプライヤーは、業務関連の傷病の発生を最小限に抑えることに努め、従業員に安全で健康的かつ衛生的な職場環境を提供するものとします。
サプライヤーは、業務上の傷病を管理、追跡、報告する手順およびシステムを確立させるものとします。
職場における暴力
従業員には安全な職場を提供する必要があります。
サプライヤーは、脅迫、脅迫的な行動、嫌がらせ、威嚇、暴行、類似行為を含む、職場における暴力を禁止するポリシーを定め、当該行為を容認または許可しないものとします。
従業員の安全または他人の安全に関する脅威または懸念がある場合は、サプライヤーのポリシーに従い、マネージャーまたは人事部に直ちに報告されるものとします。
環境保護
サプライヤーは、業務による環境への影響の低減に努めるものとします。
サプライヤーは、化学薬品および廃棄物の管理および廃棄、リサイクル、産業排水の処理および排出、大気汚染物質の排出の管理、環境上の許可、環境報告に関する要件など、環境に関し適用されるすべての法、規制、基準に厳格に従うものとします。
サプライヤーは、必要なすべての環境上の許可 (排出監視など) および登録を取得、維持、更新し、これらの許可の運用および報告要件に従うものとします。
倫理
腐敗防止
サプライヤーは、賄賂、あるいはその他不当または不適切な利益を得るための手段を提供または受領しないものとします。
First Advantage は自社のサプライヤーに対し、最も高い倫理基準に基づき事業を行うことを求めています。
サプライヤーは、米国海外腐敗行為防止法および英国贈収賄法を含むがこれらに限らず、贈収賄、汚職、および禁止されているビジネス手段に関するすべての法および規制に厳格に従うものとします。
サプライヤーは、公務員または個人を対象とした贈収賄、便宜を図ってもらうための支払い、またはリベートを含む、腐敗行為に及ぶことなく事業を行うものとします。
サプライヤーは、会社の記録を誠実で、透明かつ正確に保つものとします。
コンプライアンス
サプライヤーは、事業を行うすべての場所で、適用されるすべての法および規制に従うものとします。
不公平なビジネス手段の禁止
サプライヤーは、競争上のデータ、専有情報、その他知的財産の扱いにおいて誠実に行動し、公平な競争、独占禁止、正確かつ偽りのないマーケティングに関する法的要件に従うものとします。
公平な取引
サプライヤーは、First Advantage の顧客、サプライヤー、ビジネスパートナー、競合他社に対し、公平かつ誠実に対応するものとします。
サプライヤーが操作、特権情報または機密情報の乱用、不当表示、不正行為、またはその他非倫理的なビジネス手段で他人に対し不公平な利益を得ることは、一切禁じられています。
First Advantage の競合他社、それらの製品およびサービスに関する情報を含め、サプライヤーが事業を行っている市場に関する情報を取得することは、正当なビジネス手段です。
ただし、サプライヤーは、情報の受領および使用が合法であると合理的に考えられる場合に限り、競争上の情報を受け取ることができます。
サプライヤーによる、競合他社の企業秘密またはその他専有情報を、違法または非倫理的な手段で入手しようとする試みは、一切禁じられています。
情報の適切な使用
サプライヤーの従業員は、First Advantage から得た情報を、契約で同意されている目的にのみ使用できます。
サプライヤーまたはサプライヤーの従業員が、データ主体への連絡など、個人情報を他の目的に使用することはできません。
あらゆる形式の個人的なメッセージの送信、個人的な電話、ストーカー行為、またはあらゆる形の嫌がらせは、契約の即時終了、および警察機関への届け出を含むがこれに限らず、適切な措置の対象となります。
機密性
First Advantage は、機密または専有情報を重要な資産とみなし、サプライヤー、サプライヤーの従業員、代理人による当該情報の不正な使用または開示を禁じています。
サプライヤーは、First Advantage、First Advantage のビジネスパートナー、サプライヤー、顧客、またはその他当事者から受託したビジネス情報の機密性を保つものとします。
開示が First Advantage により承認されている場合、または法的に義務付けられている場合を除き、当該情報を他人に開示することはできません。
機密情報には、開示された場合に競合他社または投資者に有用となり得る、あるいは First Advantage または First Advantage の顧客に有害となり得る、すべての非公開情報が含まれます。
会社の資産の保護および使用
サプライヤーは、First Advantage の資産を損失、盗難、悪用から守る責任があります。
First Advantage は、競争力を保ち、関係者の利益になるよう、すべての自社資産を保存、保護し、責任を持って使用することを目指しています。
これには有形資産に加え、企業秘密、ビジネス情報、知的財産などの無形資産も含まれます。
First Advantage の資産はすべて、正当なビジネス目的にのみ使用されるものとします。
記録の保管
First Advantage では、First Advantage のデータが自社のニーズおよび適用される法および規制に従い保管されるよう、記録の保管および破棄の手順が定められています。
これらの記録には、紙の書類および書類の電子コピーが含まれます。
サプライヤーには、それぞれの責任分野に適用される具体的な要件を把握することが求められます。
サプライヤーは、現地の要件および法に基づき、First Advantage により当該情報の早めの破壊または除去が求められた場合を除き、日常のビジネスニーズに従い書類を保管するものとします。
ただし、いかなる場合も、サプライヤーによる当該書類の保管は、First Advantage へのサービスの提供日から 45 日を超えないものとします。サプライヤーは、当該義務に従ったことを First Advantage に文書で保証するものとします。
行政による捜査、訴訟、監査、または検査の妨害を目的とした書類または記録の破壊、シュレッダー処理、削除、またはその他の形での変更は、刑事責任が課せられる可能性があります。
情報技術および電気通信の使用
ビジネスへの使用を主な目的として、サプライヤーおよびその他認定ユーザーにコンピューターネットワーク、インターネットアクセス、データ (「システム」) が提供された場合、これらのリソースの First Advantage のビジネスの実施以外の目的への使用は、的確な判断および自制に基づき行われるものとします。
ユーザーは、システムをプロフェッショナルとして適切な形で、倫理的かつ合法的に使用する責任があります。
First Advantage のシステムを、破壊的なソフトウェアコード、性的表現を含むコンテンツ、中傷的または名誉毀損となるコンテンツ、脅迫または嫌がらせのメッセージ、チェーンメール、敵対的または不適切とみなされる可能性のあるコンテンツ、またはその他不正な素材へのアクセス、それらの拡散、または保管に使用することはできません。
時折、限られた適切な形でのシステムの個人的な使用は、当該使用が (a) ユーザーまたは他の従業員の業務に支障をきたさず、(b) システムのパフォーマンスに悪影響を与えず、(c) First Advantage の他のポリシーに違反しない限り、許可されています。
パブリックコミュニケーション
First Advantage は、法的および規制要件に基づき、メディア、金融アナリスト、投資家、ブローカー、その他一般の方々へ正確で信頼できる情報の提供に努めています。
予測、プレスリリース、演説、その他コミュニケーションを含むすべての開示情報は、誠実かつ正確で、タイムリーで、事実が反映されたものとなります。
サプライヤーは、情報を求められた場合、直ちに当該要求に関し First Advantage に通知し、開示内容に関する必要な承認を求めるものとします。
First Advantage の財務または専有情報を含むサプライヤーによる First Advantage のプレゼンテーションは、すべて事前に First Advantage の経営陣による承認が必要となります。
情報のプライバシー
First Advantage は、現在および過去の従業員、役員、サプライヤーの個人情報の収集、使用、管理に適用される法への準拠に努めています。
多くの国で、従業員による個人情報および健康関連情報の扱い方が、法により定められています。
サプライヤーは、個人情報を適用法に従い収集、使用、維持、共有、転送するものとします。
紙媒体、または電子コピーの個人情報は、機密を守り、安全に保管し、個人情報にアクセスする正当な業務上の理由がある者以外に開示されないようにする必要があります。
国境を越えた個人情報の転送は、適用される法的要件に従って行う必要があります。